要介護レベル3&認知症の祖母(83才)の介護生活日記。
加えて膠原病である多発性筋炎の病気を持つ祖母。月1で通院をしています。
スコットランド人の旦那と私(30才)と祖母の3人暮らし。
2014年に結婚式を無事に済ませ、まだまだ新婚なのですが・・・
わけあって旦那と二人三脚で祖母の介護をしています。

2011年11月21日

ネパールの歯医者。痛すぎ!!

昨日の朝から右側の奥歯が痛みだし、今朝になっても痛みは悪化する一方だったので、日本から持って来た鎮痛剤を服用しました。しかし、それでも痛みが治まらなかったので、勇気をふりしぼってネパールの歯医者に行く事に決めました。
タクシーに乗る事10分、少しだけ市街に入った辺りで降ろされ、目の前には丸で大衆食堂を思わせるかのような、小さな歯医者がありました。入り口には大きなにっこりと笑った唇の絵!
日本の歯医者と比べてはいけません。
まず、受付の女性は白衣を着ていません。パーカーにデニムにビーチサンダル。
待合室にはテレビがあり、水槽、壁中に貼られたポスターや入れ歯のショーケース。
一人男性が、待合室でくつろぎながらテレビを観ています。彼はおそらく患者なんだろうなと思いながらも、受付の女性に何とか痛みの症状を伝えると、「では中に入って下さい」とすぐに誘導されました。
中に入ると男性が1人。更に、その待合室でくつろぎながらテレビを観ていたはずの男性も中に入って来るなり、「こちらに座って。」と。

ん???彼は医師だったか!
日本のような治療台こそあったものの、清潔感は丸でなし!そして医師と思われる男性方もみな白衣ではなく、私服です。
彼らはゴム手袋さえせず、私に口を開けなさいと指示し、素手で手をつっこみました。
その後、レントゲンを撮られ、色々と説明を受けましたが、結局、日本で治療した歯の中が炎症をおこしているのかも知れないという判断に至り、
「詰めていた歯をもう一度けずり、中をキレイにしてから、もう一度かぶせましょう」という事になりました。
もちろん私の痛む歯に、神経はあります。深く削ったはずの歯なので、もちろん麻酔が必要です。痛いのは本当に苦手なので、「痛くしないで下さい」と5回くらい伝えました。
するとどこからか、バイクのヘルメットをかぶったおっちゃん登場。中に入ってくるなり、
「痛くないからね」
と。
更に私の頭の中はクエスチョンマーク。一体誰が医師なのか?!

するとそのおっちゃんはヘルメットを外すなり、さっきまで担当していた医師と思われる男性と席を代わり、いきなり道具を手に取るなり、私の口の中に手を突っ込みました。
私はしきりに
「痛いのはいやです」
と伝えると、ヘルメット医師は
「全然痛くないよ、大丈夫、僕を信じて」
と。
ヘルメット姿で現れる歯医者に「僕を信じて」と言われても。。。

そして勢いよく、ウイーーーーン!と削り出したのです。麻酔すら打っていません。
出産に比べたら、きっとこんな痛みは大した事ない!っと、出産経験もないくせにそんな事をひたすら自分に言い聞かせていました。
削るところまでは、まだ絶えきれる痛みだったのですが、問題は削り終わってから。そのヘルメット医師が細長い糸のような針を手に取り、私の歯に差し込みました。
そう、神経をグリグリほじっていて炎症となるものをほじくって取り除こうとしていたのです。
とてつもない痛みとともに、私は思わず悲鳴をあげました。体ももがく程。その瞬間、周りにいた他の医師が、私の顔や体を押さえつけます。
「痛くないっていったのに、痛いじゃないですか!」
「大丈夫、あと少しだから」
全く質問の答えになっていません。
さらにグリグリと、これでもかというくらいに私の歯の中をほじくり回します。その度に私は悲鳴をあげ、その度に顔と体を押さえつけられます。

まさに拷問でした。ヘルメット医師以外の男性は、押さえつける為の人だったのかも。
今まで経験した事のないくらい、ものすっごく痛かったです。

もうヘルメット医師のおかげで歯医者は嫌いになりました。患者の立場になった事なんてないのでしょうか?

ぐりぐりほじくられた後には、薬でしめらせたコットンで、さらにぐりぐり。しかもそのコットンは未だに私の歯の中に入っています。なので、また5日後に、そのコットンを取りに、この歯医者に行かなければなりません。

そして問題の痛みは未だに治まらず。

日本の歯医者の技術はきっと世界一です。


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