要介護レベル3&認知症の祖母(83才)の介護生活日記。
加えて膠原病である多発性筋炎の病気を持つ祖母。月1で通院をしています。
スコットランド人の旦那と私(30才)と祖母の3人暮らし。
2014年に結婚式を無事に済ませ、まだまだ新婚なのですが・・・
わけあって旦那と二人三脚で祖母の介護をしています。

2012年1月6日

神々の山、ヒマラヤ。

皆さま、新年明けましておめでとうございます。
昨年中は大変お世話になりました。 今年もよろしくお願い致します。

ブログを滞らせていましたが、実はこの2週間、ヒマラヤの山の中にいました。
人生で最高最長のヒマラヤトレッキング、アンナプルナ・サーキット。(5416M)
このヒマラヤの旅は、大袈裟かも知れませんが、私の人生を180度変えてくれました。


ドミトリーで出逢ったあゆみちゃん、ようへいくんは私に人生の新たなチャンスをくれた恩人です。
本当にありがとう。


ネパールに住み始め、私はトレッキングに行くだなんてこれっぽっちも思っていませんでした。
彼と別れて、食中毒にかかり、毎日苦痛な日々。
ゲストハウスにこもり、人生を悲観視していました。

ところが、出逢いとはステキなもので・・・

人生の分岐点はネパールに、いや、ヒマラヤにありました。
意識をしなくても、幸せってすぐ近くに転がっているものです。

神の宿るヒマラヤは、私の今までの負のカルマの浄化の旅へ導いてくれました。

私だけでなく、あゆみちゃんも、ようへい君も、それぞれがそれぞれの思いを抱いての旅でした。


私は。
もう迷ったり、落ち込んだりはしません。


生きている事。
それがどれだけ果無く、尊く、とてもとても素晴らしいという事。

毎日平均6時間、太陽の下で汗びっしょりになりながら、バックパックを背負いひたすら歩く。とにかく歩く。

山を歩くというよりも、地球の上を歩いている、ヒマラヤの大地はそんな感覚にさせてくれる山です。

1日が終わると、ダルバート(ネパール家庭料理)を食べ、電気もお風呂もネットもない宿に泊まる事も珍しくなく、薪の火に体を丸め、着替える気力すらなく、空にはつかめそうなほどの満天の星空の下、寝袋に入り床に着く。

そしてまた朝を迎え、再び歩き出す。

そこにはシンプルな生活がありました。


ヒマラヤは、
朝日に燃え、
神々しい光に照らされ、
夕日に焼けていました。


標高5416メートルのトロンパス登頂にたどり着いた頃には、身も心も、全て洗い流されました。


ヒマラヤには神が宿っているって本当ですね。


山の神様は、
私のこれまでの悩みや苦しみ、怒りや悲痛、全てのネガティブな面を、登頂での大吹雪と共に吹き飛ばしてくれました。
自分の悩みは、なんてちっぽけだったんだって、改めて思い知らされました。


もう恐れる事なんて何もない。
何が起きたって大丈夫。

2012年は間違いなくHAPPYな年になる!って、胸を張って言えます。


人生の原点、ここにあり。

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