要介護レベル3&認知症の祖母(83才)の介護生活日記。
加えて膠原病である多発性筋炎の病気を持つ祖母。月1で通院をしています。
スコットランド人の旦那と私(30才)と祖母の3人暮らし。
2014年に結婚式を無事に済ませ、まだまだ新婚なのですが・・・
わけあって旦那と二人三脚で祖母の介護をしています。

2014年10月9日

月に1回の楽しみが・・・でも想定内。

今夜は楽しみにしていた女子会!
と言っても、気の合う友達と二人のみでの女子会です。

彼女はビジネスパートナーでもあり、お互い国際結婚同士(彼女は婚約中 ♡)という事もあり色んな面で腹を割って話せる仲なのです。
私たちが会う時間は大体夜9時以降。お互い掛け持ちの仕事もあるのでバタバタとしてますがその後眠さ限界で涙目になるまで話す。これが私たちの定例会なのです。


女子会をする時はいつも旦那が祖母を看ていてくれます。
看ているといっても旦那はゲーマーなので友達とオンラインでゲームをやりながら、
その間にばぁちゃんを看ててくれるのです。

夜9時以降であれば
ばあちゃんを寝かしつけてからこっそり家を出れるので。
あーーーこのストレス発散の時間!!たまらん!!!


が!!!




今日に限っていつまでも祖母はリビングのソワーで横になりテレビを見ています。
見ているというか、ただぼーっとしているだけなのでしょうけど。


しかも、いつもは風呂に入りたくない祖母なのに、今日にかぎって
「どーれ、風呂でも出してくっかなぁ」
( ↑ お風呂の出し方も分からないクセに。)
と言い放ちました!!

なにっっっ!?!?風呂に入りたがらないはずの祖母が・・・

この一言で私の頭から「冷静」の文字は消えました。。。


今日は友達に会ったら旅行のお土産も渡すつもりでいて
先日誕生日だった彼女にプレゼントも用意していたのに。。。

計画がどんどん崩壊して行きます。
まぁ想定内ですよね。

それでも祖母はソファーでアザラシのようにのんきに寝ています。


私には夕方以降、外出されるのがとても嫌なようで
日中研究所で働いた後に、家庭教師を終えてから家に帰る日が週に2日あります。
この日は地獄です。祖母の機嫌がものすごく悪いのです。

「こんな時間にどーこさ遊びに行くところがあるんだっぺか!どこの誰と会ってんのか知らねぇが」
と嫌みを言います。私は私なりに、祖母中心の生活をしているつもりです。
朝こそ祖母が起きて来る時間に合わせて朝ご飯をさっと用意し、仕事に出てもお昼休みになるとさっと家に帰り祖母の安否確認をします。そして仕事に戻り、午後になると旦那が帰ってくるので旦那に任せ、私は家庭教師が終わり疲れきって帰ってきた途端からよるご飯を作る準備です。そんな慌ただしくよるご飯の準備をしている最中、祖母は私に文句を投げつけます。


本題に戻りますが、

最近の祖母は腰がものすごく痛いらしく、ある一定の位置に腰を曲げる事で激痛が走るみたいなんです。
これが何なのか私には分かりません。病院に行こうと何回も筆談で伝えましたが本人はサラサラ行く気ゼロ。

そんなこんなで、ソファーから起き上がるのに最低5分はかかります。

手をひっぱると手首が抜けそうなので背中をうまく支えるとようやく座る体勢には なるけれど、その時に激痛が走るようで、いつも怒られます。
「なぁんでもっとやさしく出来ねぇんだ!」
呆れた私は
「じゃぁ痛くないように自分でやったら?」
と筆談で示すと、余計にひねくれます。まぁ怒っちゃうのも無理は無いのですが。

祖母は激痛が走るけれど、私はばあちゃんの尿の臭いに耐えられずにいます。毎日オムツを取り替えても強烈な尿の臭いが鼻をつきます!

だから最近は口呼吸。鼻呼吸なんて無理!


それでも多少せかしながら
「早くお風呂入っちゃおう!さっぱりするよ〜」
と言って起こします。早く女子会に行かないと!私も友達を待たせているので焦ります。


でも今日はあっさり失敗です。

私のセカセカ・イライラが祖母に伝わってしまったのか、
祖母はとうとう怒り出してしまいました。

「けーこに は優しいのに、おめぇはひとーーっつも優しくねぇの!」
「どこが痛いんだぐらい聞いたらかっぺよ!ばぁちゃんが痛いって言ってんのに!」
「はくじょーものー!!!」

けーことは祖母の長女です。嫁に行きましたがすぐ近くに住んでいます。
時々来てくれて祖母をお風呂に入れてくれたり爪を切ってくれたり、祖母の好物の甘いものを大量に買って来てくれます。

祖母に言われた薄情者というセリフ。
この時点で私の限界は峠に達しました。
とどめに祖母は、ソファーの横にあったゴミ箱を私めがけて投げつけました。

「こんちきしょう」
と言って。


これ以上ストレスは私も感じたくないので
私は身を引きました。
悔しさで涙が出ました。
また胸の奥がキューンとして、心が痛くなります。


この怒りをどこにぶつけて良いのやら。

と同時に、祖母もよっぽどストレスが溜まっているはずです。

お互いストレスにならないように
やっぱりショートステイに預けようかなぁ。
でもショートステイから帰って来た時の苦痛ったら比じゃないし。

結局こんな事をしているうちに友達の事をだいぶ待たせてしまい、
結局ドタキャン。
なんて最低な私。
まぁ仕方ないよ〜、そうゆう時もあるからね。
と、大人な回答。

彼女は本当に良き理解者です。。



2014年10月6日

朝はいつも不機嫌モードな祖母。

タイトル通りなのですが
祖母は朝になると途端に旦那の文句を言い始めます。

私に向かって
「なんでおめぇはコレと結婚したんだ?」
「おめぇにはもっと他に若くて良い男いただろうに」
日本人のが良かったな、こぉた外人じゃなくて」
「コレはいくつになんで?随分ふけてっぺな。」
「おめぇたちがここに住んでられんのも、ばぁちゃんがしっかりしてっからだかんなぁ!」

祖母は、朝は決まって文句を言います。
朝食を3人で食べながら。
ウーーーン、スガスガシイ朝っっ!!!!!!


旦那を目の前に祖母は旦那を指して「コレ」と言います。
でも、もう「コレ」呼ばわりもスコットランド人の旦那も慣れてくれました。

むしろ慣れないのは私のほうで・・・
毎朝言われるのは分かっているのに、旦那の事を悪く言われるのが
本当に頭にくるので
私はいつも祖母を怒ります。
その私の怒る顔を見て、祖母は楽しんでいます。

「おめぇはすーぐ、そーた顔すんの。偉そうに。」

そして祖母は重度難聴です。怒鳴っても、フライパンを落としても祖母には聞こえません。
だから私が怒った程度じゃ祖母には聞こえません。
「おめぇの声は小さいんだよ。ひとーっつも聞こえねぇんだ。
もっとしみじみ話したらどうなんだっぺ。」

今年、祖母の難聴レベルに合わせて新しい補聴器をオーダーしてわざわざ作ってもらったのに、全然聞こえません。
補聴器を作ってもらった○○電器さんには
「おネェちゃんの話し方が早すぎるんじゃないの?もっと低い声で、ゆっくり話してあげなよ」
と言われてしまいました。

なので、祖母との会話はいつも一方通行。
いつも祖母の勝ち。

どなたか、祖母にぴったりな補聴器知りませんか?


私の声が小さいとか言われるので
 頭に血がのぼってしまいます。

その後、イライラして、紙に言いたい事を書き、祖母に見せます。
書く手がイライラで震えます。
紙を見せると
「ばぁちゃんにこんなの見せたって無駄だ!」
と投げ捨てられます。

いつも朝はこれの繰り返しです。


これが祖母との毎朝のやり取り。
誰かに助けてほしい。

胸の奥がむずむずして、一人になるとその悔しさで涙が出ます。
でもこれが、
介護の現実なのだと、いつも自分に言い聞かせています。

明日も頑張るぞ!